2011年10月29日土曜日

Occupy Wall Street


10月25日に、ニューヨークに到着しました。今回の主目的はニューヨークの社会運動ユニオニズムに関して、様々な人々から話を聞き、現場を見て歩くことでした。

渡米を準備しているうちに、予期せぬ大運動〜Occupy Wall Street運動が勃発し、あっという間に、全米、そして世界に伝播していきました。他方、既存の労働組合もこの運動を支援し始めました。

これこそが、Next Upsurgeなのか? 今後の運動はいかに展開するのか? 労働運動は合流するのか?できるのか? 

もう一つの重要な課題はメディア。911の時と今回とでメディアの役割がどう変わったか? かってはインディメディア(独立メディア)が重要な役割を果たし、今回は、それに代わって、ソーシャルメディアが重要な役割を果たしているようです。その実態はいかに・・・

27日に、エマニエル・ネスさん(ニューヨーク市立大学)、28日に、ステファニー・ルースさん(ニューヨーク市立大学)とマーク・ブレナーさん(Labor Notes)に会って、Occupy Wall Street運動についていろいろ話を聞いてきました。

雨の中、現場にも行ってきました。ズコティ・パーク(リバティ・プラザ)はビルの谷間の小さな(想像していた以上に!)公園で、そこにテントがびっちり並んでいました。雰囲気は派遣村のようでもあり、権力の介入できない自治的な公共空間(周りは警察官だらけですが)ができているようでもありました。私たちは体験したことがないので本当のことはわかりませんが、68年のバリケードの中の空間のような感じなのでしょうか。違いは既存の労働組合運動や地域の様々な社会運動が合流していることでしょう。

これから、様々な人たちの話を聞き、交流し、新しい運動はどう発展しつつあるのか、そしてどうすれば連帯できるのか・・・を探ります。