2012年8月6日月曜日

ウォール街占拠運動について書きました。

ウォール街占拠運動について書きましたので、参考までに紹介します。


以下はPDFファイルをダウンロードできます。

直接行動で社会を変える−−ウォール街占拠運動から日本の脱原発運動


この間、社会運動ユニオニズム研究会では、ウォール街占拠運動と日本の脱原発運動に焦点をあてて議論をしてきました。そこで、いずれにも共通する直接行動で社会を変える視点から2つの運動の展開と現状、そして、その連関についてをテーマに2つの研究会を企画しました。連続開催となりますが、ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。

参加申込み:資料準備の都合上、開催日の前日までに事務局・高須宛に必ずご一報下さい。      
b071429k(a)r.hit-u.ac.jp 
(a)を半角の@に置き換えて送信下さい。


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第24回社会運動ユニオニズム研究会
直接行動で社会を変える(1)
     —ウォール街占拠運動の展開と現在
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日 時:8月20日(月)18:30~20:30
場 所:明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー8階1084教室
地 図:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

テーマ:直接行動で社会を変える(1)—ウォール街占拠運動の展開と現在
トークゲスト: 高祖岩三郎さん(批評家/翻訳家、ニューヨーク在住)
Labor NowでUstream中継を予定

ゲストの高祖さんは30数年にわたりニューヨークに在住して、翻訳や批評活動、社会運動に関与してこられました。準備段階からウォール街占拠運動に関与されてきた経験を踏まえて、ウォール街占拠運動とは何か、昨年11月15日の強制排除以後、占拠運動はどのように展開しているのか、そして、日本の脱原発運動との関連についてトークしていただきます。


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第25回社会運動ユニオニズム研究会
直接行動で社会を変える(2)
   —3.11以後の脱原発運動の展開とこれから
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日 時:8月25日(土)18:00~20:00
場 所:明治大学駿河台キャンパス・研究棟4階第1会議室
(リバティータワーの裏の建物です)
地 図:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

テーマ:直接行動で社会を変える(2)—3.11以後の脱原発運動の展開とこれから
トークゲスト:木下ちがやさん(大学非常勤講師、この間の官邸前金曜デモのスタッフ)
後藤悠一さん(一橋大学院生、この間の官邸前金曜デモのスタッフ)ほか
Labor NowでUstream中継を予定

3.11以後、脱原発運動が燎原の火のごとく拡がっています。3月に300人で始まった毎週金曜日の官邸前での大飯原発再稼働反対行動は、6月、7月と拡大を続け、道路に溢れた巨万の人々が官邸前や国会正門前を占拠し、解放空間を創り出しています。

そこで、官邸前デモに参加している方々をゲストに、311以後の脱原発運動、特にこの間の街頭行動に焦点をあてて、これまでの展開と今後、この運動の持つ意味、若者たちの意識、そして、ウォール街占拠運動など世界各地の運動との連関についてトークしてもらいます。

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社会運動ユニオニズム研究会
主 催:明治大学労働教育メディア研究センター
Labor Now、一橋大学フェアレイバー研究教育センター
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参考論文:
高祖岩三郎「世界を『脱占領』しよう ウォール街占拠 新しい社会変革の方法」『世界』2012年2月号。

2012年5月23日水曜日

ウォール街占拠運動~労働運動が学ぶべきものは何か

第22回社会運動ユニオニズム研究会のご案内
日 時:2012年6月9日(土)13:30~17:30
会 場:明治大学駿河台キャンパス・研究棟2階第9会議室

テーマ:ウォール街占拠運動~労働運動が学ぶべきものは何か
報告者:マット・ノイズさん(LaborNow運営委員、明治大学特任講師)
通訳:山崎精一さん(LaborNow共同代表、明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員)

共 催:一橋大学社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
明治大学労働教育メディア研究センター
Labor Now

参加申込み:資料準備の都合上、6月8日までに事務局・高須までご一報下さい。
h_takasu(a)jca.apc.org
(a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

*質問項目を送って下さい:この点を聞きたいという点がありましたら、質問項目を5月30日までに事務局・高須までご一報下さい。その質問をもとに事前に現地の活動家・研究者とやり取りしたインタビュー・ビデオを上映する予定です。

*当日は、Ustreamを使った中継を予定しています。
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2011年9月17日にスタートしたウォール街占拠(OWS)運動は、「私たちは99%だ」をスローガンに、他の社会運動や労働運動を巻き込みながら爆発的な勢いで、2ヶ月間の占拠運動を続けました。11月15日の強制排除後は、各地域や様々な運動の中にオキュパイ(占拠)運動を広げ、運動を持続・拡大しています。5月1日のメーデーでは全米主要都市で、移民労働者や労働組合と共に大規模なデモ行進を行いました。

OWS運動は、労働運動をはじめ、既存の様々な社会運動に、大きなインパクトを与え、従来の社会運動のあり方そのものの変革を進めようとしています。その重要なポイントはコンセンサス・モデルと言われる合意形成重視の運動論です。指導者たちが集まって運動方針を決めて、目標に向かって、大衆(労働者)を動員する方法ではなく、誰でも参加できるジェネラル・アッセンブリー(総会)を開いて、時間がかかっても議論を尽くして合意を形成して、運動を進めています。

そこで、次回研究会では、既存の労働組合運動の運動論と大きく異なるOWS運動がアメリカ労働運動にいかなる影響を与えているのか、労働組合はOWSU運動から何を学ぶべきかを、マット・ノイズさんからご報告いただき、議論したいと思います。ニューヨークでOWS運動に関与している活動家・研究者と事前にやり取りしたインタビュー・ビデオの上映も予定しています。

マット・ノイズさんは、ニューヨークの組合民主主義協会(Association for Union Democracy)の運動に関わってきた活動家で、5月はじめにシカゴで開催されたレイバーノーツ大会にも参加されています。なお、ノイズさんは原則として英語で発言しますが、逐語通訳をいれます。

ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。

2012年2月12日日曜日

Video "Occupy Wall Street 2011"

We visited New York City in early November, 2011 and interviewed some activists of Occupy Wall Street. Then we made a video "Occupy Wall Street 2011". Please see and share it.

English subtitle version, 13mins
Director Emiko Aono
Interview Hirohiko Takasu
Thanks to Matt Noyes, Seiichi Yamasaki, Stephanie Luce, Mark Brenner
ⓒ Labor Now 2012 labornow(at)jca.apc.org
http://youtu.be/ZuG40QFh2ds

Japanese subtitle version
http://youtu.be/INtHFqv5Y7M

2012年2月10日金曜日

ビデオ「ウォール街占拠2011/Occupy Wall Street 2011」

2011年11月初めのウォール街占拠運動を活動家たちへのインタビューを通じて描く。

 「ウォール街占拠2011/Occupy Wall Street 2011」

 日本語字幕版13分(Japanese subtitle version/13 mins)
制作:Labor Now labornow(at)jca.apc.org 
撮影・編集:青野恵美子
取材:高須裕彦
協力:マットノイズ、山崎精一

 

http://youtu.be/INtHFqv5Y7M

2012年1月24日火曜日

報告会:ウォール街占拠(OWS)運動について


第19回社会運動ユニオニズム研究会のご案内

昨年9月17日に始まったウォール街占拠(OWS)運動は、ニューヨークから全米各都市へ、世界へと拡がっています。OWSのスローガン「我々は99%」は、多くの人々の共感を得ています。1%である世界を支配する金融機関や富裕層に対する闘いとして、労働運動や様々な社会運動と合流しています。OWS運動は広場を占拠し、「ジェネラルアッセンブリー」を通じた徹底した直接民主主義の実践によって、社会運動のあり方そのものの変革を求め、社会的諸関係の変革をもめざしています。

次回研究会では、11月にニューヨークで3週間にわたりOWS運動を調査してきた青野さん、高須さん、12月に、レストラン機会センター(ROC)が主催したレストラン労働者国際会議に参加し、ニューヨークにも立ち寄って来られた河添さんの報告を受けて、アメリカの新しい社会運動と労働運動について議論します。

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日 時:2012年2月4日(土)13:30~17:30
会 場:明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン309H教室

テーマ:アメリカの社会運動ユニオニズムの現状
報 告:ウォール街占拠(OWS)運動と労働運動について
     青野恵美子さん(明治大学労働教育メディア研究センター、Labor Now)
     高須裕彦さん(一橋大学フェアレイバー研究教育センター、Labor Now)
    レストラン機会センター(ROC)とレストラン労働者国際会議について
     河添誠さん(首都圏青年ユニオン)

共 催:一橋大学社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now

参加申込み:資料準備の都合上、2月2日までに事務局・高須までご一報下さい。
      b071429k(a)r.hit-u.ac.jp  
       (a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

社会運動ユニオニズム研究会

2011年12月10日土曜日

Revolution @ Seventeen --- Occupy Wall Street - 1

17歳のレボリューション〜ウォール街を占拠しよう①
(English version)

"Revolution @ Seventeen --- Occupy Wall Street - 1 "
Produce by Labor Now labornow(at)jca.apc.org
Interview with Lucas Vazquez at 60 Wall Street, NYC on November 8, 2011
We interviewed many activists of the Occupy Wall Street movement in November, 2011. Lucas Vazquez  who is a public high school student is very active and impressive. This is the first video on OWS for us.

(日本語字幕版) Revolution @ Seventeen (Japanese subtitle version)
17歳のレボリューション〜ウォール街を占拠しよう①
制作:Labor Now labornow(at)jca.apc.org
インタビュー対象:ルーカス・バスゲスさん(17歳)
インタビュー日時・場所:2011年11月8日、ニューヨーク市ウォル街60番地
http://youtu.be/JyzY-GAAjew
"Revolution @ Seventeen"の日本語字幕版です。ニューヨークでインタビューした人々のなかで最も若く印象的な高校生でしたので、OWSの最初のビデオとして制作しました。

2011年11月7日月曜日

Occupy Japanese Consulate(日本領事館を占拠しよう)

11月1日、ニューヨークの脱原発団体は、放射能汚染瓦礫の持ち出しに反対する署名をニューヨークの日本領事館に提出をしました。当日は、領事館前に活動家たちが集まり、抗議行動(OCCUPY JAPANESE CONSULATE )を行いました。(署名内容は本ページの一番下に掲載)。

主催団体のサイト
http://www.oneworldnonukes.org/One_World_No_Nukes/OCCUPY_Japanese_Consulate.html



日本領事館への署名提出



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(提出した署名)

 関係者各位へ 

 私達は、 原発震災にはじまる被害、日本政府の怠慢によるさらなる被害を危惧する全国の何千人もの母親たちを支援する事を、ここに声明いたします。政府の怠慢は、津 波による破滅的な影響をさらに悪化させ、人々の放射能被曝に繋がると私たちは危惧しています。 福島第一原子力発電所の第1、2、3、4号機からは今もなお、放射能が漏れており、何百万もの人々がガンの発症率を高めるというシナリオは容易に想像でき ます。 声明文の目的:人類に襲いかかるリスクを最小限に押さえるためには、被曝を最小限に押さえること。これをしないのは犯罪です。我々署名者は、福島原発周 辺、影響を受けた地域の放射能に汚染された危険な瓦礫は、汚染地域に残すべきだと強く主張します。未だ収束の見えない原子炉の問題解決に全努力を投入すべ きです。また、福島原発周辺の住民は、3.11の震災前の被曝許容線量の基準に従って、放射能汚染地域から避難させるべきです。 日本政府により引き上げられた 被曝許容線量基準値は、震災前の基準値に戻すべきす。 今日、日本政府は、 福島県産の食品を食べるイベントを 公に開催し愛国心を強調し、食品と瓦礫における放射線量基準値をひき上げることで組織的に放射性物質を日本中に広げています。例えば食品は(暫定基準値の 500 bq/kg以下であれば)499 bq/kgであったとしても何の表示もなしに合法的に流通する事が許されます。同様に、政府は瓦礫における許容基準値を2度にわたり引き上げ、被災地の瓦 礫を日本各地に運び、焼却し、東京湾を始めとする海に埋め立て、又は廃棄する予定です。このような政府のおろかな行為は直ちに止めなければいけません。さ もなければ、この度の悲惨で破滅的な事故が、歴史的な国際環境汚染に発展してしまいます。 日本政府の環境省によると、3月の震災により、被災した岩手県、宮城県、福島県の沿岸地域には推定2380万トンの瓦礫があるそうです。この瓦礫が被災地 復興に立ちはだかる深刻な問題の一つです。 大量の瓦礫があちこちに山積みになっている上に 、その瓦礫の多くには放射能が付着しているのです。 東京都は岩手県からの1000トンの瓦礫受け入れを正式に表明しました。これらの瓦礫は、2011年10月下旬から電車で運ばれ、焼却処理の後、東京湾の 埋め立て地に使われます。岩手県は、これらの瓦礫には133 bq/kgの放射性物質が付着していると発表しています。この数値は、3月の震災前の基準では違法にあたりますが、日本政府は震災前の100 bq/kg から、7月には8000 bq/kg、そして10月には10,000 bq/kgと、基準値を引き上げました。東京都は今後、合計50万トンの瓦礫を受け入れると表明しています。 同じ岩手県で、2011年8月12日、薪の表皮から1130 bq/kgの放射能が測定されています。この薪を使って人気の宗教行事を計画していた京都府は、その薪の使用を中止しました。 政府のこの様な対策と行動がどのような結果を生み出すか、正確に予測する事は困難です。しかしながら、日本政府が環境に対して大きなギャンブルをしている と言う事は誰の目にも明らかでしょう。 これは、原発事故現場から地理的にさほど遠くない東京周辺だけの問題ではありません。東京都知事は、東京都による今回の瓦礫受け入れが、日本各地の地方自 治体による瓦礫受け入れ促進に役立てば、とコメントしています。細野環境大臣は、2011年9月4日の会見で、「 福島の痛みを日本全体で分かち合うことが国としての配慮ではないかと思っている。」と述べ、 福島県外に最終処分施設を設け、福島県の瓦礫や汚泥を焼却処分する意志を改めて表明しています。もし、日本各地の自治体が、東京に続いて瓦礫の受け入れを 始めると、現在、放射の漏れの影響を受けていない地域にまで、土壌や水の汚染を広げる事になります。 ここに、日本政府に呼びかけ、汚染瓦礫の地方への拡散と、焼却廃棄処分を阻止する事に、どうか協力してください。 汚染瓦礫は汚染地域から持ち出さず、 3.11以前の基準値に従い、人々を汚染地域から避難させるべきです。 もし日本政府がこの計画を続行すれば、今後何百年、何千年にも渡り人類に被害を及ぼす歴史的な過ちを犯す事になると 私たち署名者は考えます。住めなくなってしまったのは福島第一原発の周辺地域だけであったと歴史に残すために、他の汚染されていない土地を守るために、今 こそ行動する時なのです。 謙虚に署名します。
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2011年11月5日土曜日

Occupiers/ウォール街を占拠する人々




Occupy Wall Streetの現場は、ワールドトレードセンター跡地のすぐそばのビルの谷間の広場(リバティプラザ)です。たくさんの登山用テントで埋まっています。日当たりが悪いうえに、ビル風が強く、他の場所以上に寒いです。そこに全世界からの観光客も交じって、昼から夜まで人であふれています。私たちはそこにほぼ毎日通いながら、人々の動きを見ています。

今日(11月4日)は広場で3人の若者にインタビューをしました。希望の見えない社会を変えたい、という気持ちが伝わってきました。この広場は、ウォルストリート(資本)の非民主的な支配を打ち破って、直接民主主義を実践する(実験する)、新しい社会運動、新しい社会的関係を作り出す場です。とにかく人々が毎日議論し、行動しています。そして全米に猛烈な勢いで広がっています。




図書館







調理場





























自転車発電機